体外受精に役立つ情報はまだ少ない

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体外受精に役立つ情報はまだ少ない

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1978年、イギリス、マンチェスター郊外の病院でひとりの女の子が産声をあげました。

両側の卵管の完全な通過障害を確認されていた女性の卵巣から卵子を採り出し、ご主人の精子とシャーレの中で受精させ,こうして得られた受精卵を再び女性の子宮の中に戻し、妊娠を待ったのです。

そして誕生したルイーズブラウンさんは、「試験管ベイビー」の名とともにセンセーショナルに報道され、世界中に大きな衝撃をあたえました。

それから体外受精は、倫理的な議論を経ながらも急速に世界中に広まっていったのです。

ルイーズ·ブラウンさんの誕生から遅れること5年、1983年には日本でも体外受精児第一号が誕生しました。

さらに1990年代に入ると、体外受精などの高度生殖医療をおこなえる医療機関の増加が始まり、現在日本では、おおよそ600の医療機関が存在しています。

今日、体外受精は、特殊な医療ではなくなったのです。

当サイトは、みなさんに体外受精へのゴーサインを出すサイトでもなければ、ストップをかけるサイトでもありません。

妊娠率20%前後という数字のみならず、この医療には本当に多くの問題点が存在しています。

体外受精のよい点、悪い点などを、みなさんにわかりやすく、かつ丁寧に語りかけることで、この医療を冷静に受け止める視点を得ていただきたいというのが私の願いです。

情報化社会といわれて久しいいまの時代ですが、みなさんが体外受精に関する役立つ情報を得たいと思っても、書店の本棚にはそうした情報を得られる本がまったくみられず、ホームページなどによってもベジママは妊娠後も飲み続けるべきなのかといった基本的な話に留まり、体外受精の実体や、その妊娠率など、さらには子どもを抱いて帰れる生産率などの正確な情報が得られにくいというのが、いまの日本の現実だと思うのです。

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体外受精の妊娠率は20%あまり。

 

体外受精を受けるかどうか迷っているあなたへ

不妊治療を生活のすべてにしない。

「あなたたちカップルは、なぜ体外受精をしてまでも子どもが欲しいのでしょうか。

あなたたちにとって、子どもとはいったいなんなのでしょう?」そんな、答えにくいような質問をしてみることがあります。

「私たちの周りにいるご夫婦のほとんどの方にお子さんがいらっしゃいます。

しかし、私たちにはいないんです」「これまでずっと不妊治療を受けてきて子どもが授からないのです。

ですから、私たちにとって子どもが授かる方法は体外受精しかないと思っています」というような答えが返ってくるかもしれません。

*保育科を卒業し、保育士免許も取得をした私でしたが、じつは現在の夫と結婚するまで「子ども嫌い」でした。

保育実習にも行きましたが、子どもをかわいいと思ったことがなく,過去につき合った男性の子どもが欲しいと考えたことも一度たりともありませんでした。

せいぜい結婚しても、夫婦ふたりだけのDINKSで一生を終えるつもりでした。

それが1転したのは、夫との結婚生活が幸せだからだと強く思います*男性不妊だといわれていたけれど、「それでも子どもが欲しい」という夫は、もう理屈じゃない(うちだけかな?でも、男性は一般に,ことばで表現するの、苦手だよね)。

有給をとったりして私の病院通いにつき合ってくれた夫からは、最後まで私を説得するようなことばはなかったけれど、「ああ、自分の子どもが欲しいんだな、この人は」ということが、行動で伝わってきました。

「どうして子どもが欲しいのか?」ということを、なぜもう一度振り返ってみる必要があるのか。

不妊治療を始めると、生活が不妊治療を中心に回りはじめ、妊娠、出産ということが、あなたたちカップルの唯一の目的になってしまいがちです。

大切なふたりのこれからの長い人生計画を「ファミリープランニング」としかとらえられなくなってしまうかもしれないのです。

不妊治療は、あなたの「ライフ·プランニング」のなかのひとつです。

こう考えることが、膨大な医療費を求められ、そして、妊娠率も決して高くない高度生殖医療に取り組むときの、心構えになると思うのです。