※医師という他人とどうつき合うか。

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※医師という他人とどうつき合うか。

Posted in Uncategorized rin983ul 0

不妊治療のインフラは改善されてきた。

不妊治療とは、人が人を望んだとき、そこに人が介入してくることにほかなりません。

そして、その介入してくる人とは、医師をはじめとする第三者です。

そのことから、いろいろな問題が生じてくるのだと思います。

それは、子どもを持つという非常にプライベートなことを、医療というものさしで計測されること、そしてアドバイスを受けることへの違和感などに基づくのだろうと思います。

これまで、3、000名を超える方の不妊の相談に応じてきましたので、不妊治療に関するストレス、苦情、苛立ちなど、本当にたくさんの声を聞いてきました。

不妊治療を受けている方は、大なり小なり皆さんストレスをため込んでいることは十分に知っているつもりです。

しかし、全体的な傾向としては、不妊治療を取り巻く状況、すなわちインフラは少しずつではありますが、改善してきているように思います。

みなさんの苦情に耳を傾けるいっぽうで、心の中では、「あなたが経験されたこともとても辛かったでしょうが、私がかつて経験したことはまさに『患者の人格を否定する医療」であり、いまは治療を受けるカップルに対してずいぶん配慮がなされるようになってきた」と思うこともあります。

医師である私がかつて、医師に絶望したという経験があるからかもしれません。

そして、これから体外受精に望もうという方に向けては、希望的な要素もお話ししたいという気持ちがあるからです。

それでも、みなさんの視野に入っている体外受精などの高度生殖医療は、これまでの治療に比べて、精神的、肉体的、経済的な負担は格段に大きくなります。

まずはそのことを現実として認識しておかなければなりません。